福山哲郎議員 VS 安倍総理大臣  2018/5/28


 

2018年5月28日 参議院予算委員会 公文書改ざん問題 福山哲郎議員(立憲民主党)VS安倍晋三内閣総理大臣の一部を書き起こしました。

 

福山哲郎議員
「えー、いろんな、森友・加計も、防衛相の日報問題も、新たな事実、廃棄していなかったものが出てくると言うことが横行しています。
新事実が出てくれば、本来なら誰かが責任をとり、真相究明に進むものなのですが
そのことの繰り返しが、延々と続く、本当に情けない国会になっています。

私たちも他の課題やりたいです。予算委員会で外交も経済もやりましょうよ。
しかし、これをほったらかすわけにいかないんですよ。

ちょっとパネルを見てください。これ、最近の安倍内閣の答弁パターンです。

なにかあれば、「調査中」で答えません。国会の国政調査権、国会の委員会よりも、内部の調査が優越するなんてことはありえません。
「捜査」も、司法への介入は一定抑制しなければいけませんが、司法があるからといって、国会で審議を拒否をしたり、情報を止めたりすることは、必要ありません。

「記憶の限り・・しません」、「記憶の限りございません」、「廃棄しました」。
これをずっと続けてきました。
総理に至っては、「指示していません」、「国会がお決めいただくこと」、と言ってぜんぶそれで逃げました。
そして、「丁寧な説明」、「膿を出し切る」、「再発防止」。言葉だけはこう言われるけど、全く真相究明には繋がっていません。

結果、「改ざん」、「虚偽答弁」、「廃棄」。
明らかな真実、証拠が出ると今日のこれまでの答弁と一緒です。
前の強弁を繰り返し、言葉だけで反論して、反証全くありません。

 

総理、普通なら新しい事実が出てきたり、
(バサッと数百枚の資料を手に取り)
これ、まさにないと言われていた交渉記録です。これ、一部ですよ。
こんなのが出てきたら、普通は、内閣総辞職か、どなたかが責任をとるものだと思います。いかがですか?総理。 普通なら、そういうものじゃないですか?
それが憲政の常道ではないですか?
総理がもし、我々と同じ野党で、一年こんなのにつきあわされたら、どう思われますか?お答え下さい。」

 

委員長「安倍内閣総理大臣」

 

安倍首相
「もし、私たちが野党であればですね、しっかりと真実がなにかと言うことについて、それを見極めて行くんだろうと ま、このように思います。
いずれにいたしましても、いずれにいたしましても・・。

 ( ざわざわ 苦笑がわき起こる 「与党だからやらないんだ」 )

いずれにいたしましてもですね、
我々もですね、真実に近づこうと努力するはずです。我々であればですね。
我々も、今、こうした事態に至ったことにつきましては、責任を痛感しているところでございまして、組織を立て直していくことに全力を傾けて責任を果たしていく、このように考えております。」

 

委員長「福山くん」

 

福山議員
「野党なら真実を明らかにしていく、とおっしゃいました。自民党は与党だから自民党の中から声があがらないんですか?
私が非常に情けなく思っていますよ。自民党の中から声が上がらないことが。
いま、行政府と立法府の関係が完全に壊されているんですよ。
国会が、政府に、虚偽の答弁をされ、改ざんをされ、バカにされているんですよ。
我々国会議員はみんな国民に選ばれています。
国民を、実は国会で騙していると言うことだと思います。

総理、我々の国会 酷い状況が続いています。
内閣不信任案を突きつけたとしたら、解散をして、受けて立つ用意は、おありですか?」

 

委員長「安倍内閣総理大臣」

 

安倍首相
「仮定の質問には、お答えすることはできません。」