蓮舫議員VS菅官房長官VS前川喜平前文部科学省事務次官 7/10


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7月10日 参議院 閉会中審査 蓮舫議員VS菅官房長官VS前川喜平 前文部科学省事務次官 の一部を書き起しました。

 

蓮舫議員
「そもそも、菅官房長官も、これまでも会見等、あるいは国会答弁をみても、前川参考人と言っていることがずいぶん食い違っていることがあります。
人事情報という非常にセンシティブな問題、確認をさせていただきます。菅官房長官は「前川さんは地位に恋々としがみついていた」とおっしゃいました。地位にしがみついておられたんでしょうか?」

委員長
「菅内閣官房長官」

菅官房長官
「え、私は、そう思って、申し上げました」

委員長
「蓮舫くん」

蓮舫議員
「前川参考人にお伺いします。
菅官房長官がおっしゃったようなことはあったのか、つまり3月末まで次官を続けたいと申し出たと、菅官房長官は会見で明言をしています。参考人から、そのような申し出は行いましたか?」

委員長
「前川参考人」

前川参考人
「そのような事実は、ございません。」

委員長
「蓮舫くん」

蓮舫議員
「菅長官、言ってることが食い違っています。」

委員長
「菅内閣官房長官」

菅官房長官
「私はあの、事実に基づいて発言をしています。
それは、国会でも以前に説明いたしましたけれど、
私が承知しております事実でありますけれど、
昨年の12月頃に、杉田副長官の求めに応じて説明にきた際、
これは、あの、天下り問題が大きな問題になっていたときです。
そのさい、ご自身は、進退についての意向を示さなかったと言うことでした。
そして1月の上旬に文科相の事務方から、前川氏の定年延長について、官邸に話があったそうです。
定年の方は事務次官というのは、3月いっぱいまででありますけれども、国会終了までやって頂くというのがこれ、通例であります。
その1月上旬に文科相の事務方から、あったそうであります。
杉田副長官は、その都度、私に報告をしております。
杉田副長官からは私に対して「前川氏は、今回の責任を取ってやめるべきであり、定年延長は難しい」と回答したということを、私、1月上旬に報告を受けています。

その後、副長官は、前川氏本人に対してこれ、こうした問題についての、天下りの処分でありますが、それについて、先ず事務方のトップが責任を取ることを前提に議論しなきゃいけない、とこのように話したところ、前川氏から、
「せめて定年期限の3月まで時間を続けさせてほしい」という報告も受けております。
杉田副長官から それは無理だろう、と回答し、あわせて私にも報告があり、
私は「当然自らお辞めになるべきだろう」と、そのときに申し上げました。ですから、
そういう私のあの発言につながったということであります。」

委員長
「蓮舫くん」

蓮舫議員
「前川参考人に伺います。杉田官房副長官を通じて、前川参考人は3月末まで事務次官を続けさせてほしいと言ったと。
誰が間違ったことを言っていますか?」

委員長
「前川参考人」

前川参考人
「どこでどこが間違ったのか、私はわかりませんが、
今、官房長官がおっしゃった経緯は、まったく事実に反します。」

(おお~~~っ というどよめき)

委員長
「蓮舫くん」

蓮舫議員
「官房長官、ホントのことをおっしゃってますか?」

委員長
「菅内閣官房長官」

菅官房長官
「私は、国会で話したときもそうですが、事前に杉田副長官とも話した上で、発言をいたしております。いじれにしろ、1月の上旬の時点でそのことあるたびに、私に、副長官から報告がありました。ですから、わたしはめんめんと、という言葉を使わせていただいたということであります。」

委員長
「蓮舫くん」

蓮舫議員
「すみません、一応平等に確認をいたします。
前川参考人、本当のことをおっしゃっていますか?」

委員長
「前川参考人」

前川参考人
「私、この件で杉田副長官のところへは、何度か足を運んでおります。
えー、12月の終わり頃ですね。杉田副長官からお呼び出しを受けて、夜間、伺ったことがございます。
このときは、文部科学省の再就職規制違反の問題につきまして、文科相から再就職等監視委員会に提出するメールをどうするんだと、言う問題についてご下問があったわけでございます。その際、文部科学省は他府省に関するメールも含めて、提出するしかないと考えておったわけでございますが、
「他府省に関わるものは出すな」、と 杉田副長官から、ご指示があったわけであります

(おお~っ!とどよめき)

このようにその当時、まだ調査が進行中でございまして、どういう資料を出すか、どうかということについてのご相談があったわけでありまして、
その際に私がどう責任をどう取るのかということを申し上げる段階ではなかったわけなんです。
また、1月の段階ではですね、私は1月4日の時点で、私は自分の心の中では、引責辞任を決意しておりました。
私の親しい文科省の幹部にですね、そのことは伝えてございます。
また、翌日の1月5日には、「私の方から責任を取ってやめたい」と大臣にも申し上げましたところ、
まず、内閣官房に行って、杉田さんと相談してこい、と そのようなお話でございました。

私は杉田さんのところへ伺いまして、「自ら責任を取って辞めたい」とそういうことを申し上げた次第であります。
その時点においては、文部科学省の中で、処分をどうするかと言うことはまだ決まっておりませんでしたけれども、私は甘んじて処分を受ける、という決意はしていた訳であります。

その中で、私自身から定年を延長してほしいとか、3月までは攻めて在任したいとか、そのようなことを申し上げたことは一切ございません。」

委員長
「蓮舫くん」

蓮舫議員
「あの、関係者が10人100人いるのならわかりますけれども、今話しているのはたった3人しか登場人物がいません。
前川参考人、杉田官房副長官、そして菅官房長官。

それなのに、こんなに言ってることが真逆なんですから、
これは、委員長、おねがいなんですけれども、

杉田官房副長官、並びに今日、起こしいただけなかった、国家戦略特区の当時の審議官だった藤原審議官、そして いつも名前が出てくるけれども答弁者として起こしいただけない和泉首相補佐官の証人喚問を求めます。」

委員長
「ただいまの申し出に関しまして、後刻、理事会で協議いたします。」