菅官房長官vs望月衣塑子記者 7/3


都知事選から一夜明けた7月3日午後の会見。菅官房長官VS東京新聞 望月記者

 

東京新聞 望月記者
「首相がきっちりと説明責任を果たしていないこと。
また稲田防衛大臣への、まあ、え、対応の、今回はまた、認めるという対応ですとか。
今回に限ってはですね、首相、そして官房長官の様々な対応が、
かなり国民の信頼を得られていないのではないかと。
そういうような指摘が多々みられております。
このことに関して、菅官房長官としてはどのように受け止めておられるのか」

 

菅官房長官
「あのー、総理も、おー、ぶら下がりでいっておられましたようにですね、えー、政権に緩みがあったのではないかと。いろんな方々からご指摘をうけまして。そうしたことであると思います。そうした中についてですね、真摯に受け止めて。ひとつひとつ、丁寧に、これから、あー、かかげている課題について、前に進めていきたいと。いうふうに思っています。」

 

望月記者
「政権の緩みではなくてですね、しっかりと安倍首相が、説明していくと、いう言葉通りのことをしていない、という、明確なところだと思うんですけれど、
現在、閉会中審査をした方がいいという声が出ているわけですね、ここは国会が決めることではなくてですね。NO1,そしてNO2の菅さん自身がこれやはり、やるべきだ、というふうにお考えになりませんか?今回の結果を受けて。」

 

菅官房長官
「それは考えていません。国会のことについて私どもが口出しをするというのはこれは、越権行為であるというふうに思います。
あくまでも、国会のことは国会が決めていただく。それが三権分立という、我が国のシステムではないかと。」

 

望月記者
「国会が決めていくということですが、十分な加計学園、それから、稲田さんへの対応、下村議員の疑惑、まだしっかり説明責任がまだ出きっていないと、いうことに関しては、今回の民意を重く受け止めているという理解でよろしいですか?」

 

菅官房長官
「下村議員の件についての疑惑、というそこは「疑惑」という言葉は、私は慎むべきではと・・・。」

 

~~ 秋葉原での首相の「こんな人たち」発言について

 

 望月記者

 

「土曜日の秋葉原の演説会の際、かなりの観衆からのヤジがありました。ネット等で動画をみられていると思いますが、その際、安倍首相からの「こんな人たちには負けるわけにはいかない」という発言がありました。これ、主権者である国民が、ある意味『いろんな疑惑への説明責任を果たしていない』という怒りを含めた抗議の声だったと思うんですけれど、このようなお言葉を発信されていたことに対して、政府として、どのように思われますか?」

 

菅官房長官
「政府として発言するような問題じゃないと思います。」

 

望月記者
「このような人には負けるわけにはいかない・・有権者をある意味、なんっていうんですかねぇ・・、軽視しているような発言とも思えます。
このような発言自体に問題があるとは思いませんか?」

 

菅官房長官
「(きっぱり)まったくあると思いません。」

 

望月記者
「その理由をお聞かせください。」

 

菅官房長官
「ないからです。 発言は、自由です。」

 

望月記者
「わかりました。では、秋葉原のですね、あのかなりのああいう大声での抗議の声。私もみていて、かなり衝撃的でした。政府として、あのような声が出てくること自体を、どのように・・重く受け止めていらっしゃるのか、どういうふうに受け止めていらっしゃいますか?」

 

菅官房長官
「失礼ですけど、あなたの主観にお答えすることは、控えたいと思います。客観的なことについて、事実に基づいて、質問していただきたい。」

 

望月記者
「では、じゃぁ、秋葉原での声を、どう受け止められたか。集会での声が、あれほどの歓声の中で、ああいう声が出てくることを、政権に対する怒りの声だと言うお受け止めは特にないですか?」

 

菅官房長官
「だから、あなたの主観ですから。 
民主主義国家ですから、選挙運動というのは自由です。」