小池議員vs梶山地方創生大臣vs安倍総理大臣 11/30


参議院予算委員会 小池晃議員VS梶山地方創生大臣VS安倍晋三内閣総理大臣 を書き起こしました。

 

小池晃議員

「日本共産党の小池晃です。加計学園の問題について聞きます。
総理は、当委員会の閉会中審査で私の質問に対して、『加計学園に獣医学部新設を認めたことについて一点の曇りもない。特区諮問会議、そして専門家の入ったワーキンググループでしっかりと議論がなされている。議事録は全て公開されている』、と答弁されました。しかし、その後2015年6月5日のワーキンググループには加計学園の関係者3名が参加し発言していたことが明らかになっています。しかし、その事実も発言内容も、議事録には記載されていません。
総理の、総理の答弁ですよ。『議事録はすべて公開されている』という答弁は、事実に反していた訳ですから、撤回すべきじゃないですか?」

(総理、立たない。 小池さん「総理!総理の答弁ですよ!」)

 

委員長「梶山担当大臣」

 

梶山地方創生担当大臣
「獣医学部の新設については諮問会議、区域会議、今治市分科会、ワーキンググループに於いて 民間有識者の指導のもと、20回以上に及ぶオープンな議論を積み重ねており、
ルールにのっとって資料も詳細な議事要旨もすべて公開をしているところであります。
このうちワーキンググループの提案ヒアリングについては提案者から責任ある説明を求める場でありまして、提案者以外のものは正式な出席者とはなっておりません。
このため加計学園関係者は、提案者である今治市の独自の判断で同席をさせた説明補助者に過ぎず、会議の一般則に従い正式な出席者とは、扱っていません。
したがって、加計学園関係者の発言がそもそも、正式な出席者や公式な発言を記録する
議事録や議事要旨の記載対象とならないのは、当然の事であります。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池晃議員
「ルールに基づいてやったというのですが、運営要領の第4条にはどう書かれているのですか?」

 

委員長「梶山大臣」

 

梶山担当大臣 
「国家戦略特区ワーキンググループの運営要領っていう事でございますね。第4条 審議の内容との公表、座長ワーキンググループの内容等を適当と認める方法により公表する。
以上です。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「座長の判断でいくらでも非公表にできるっていうルールなんですよ。どこがこれがオープンなのか? 私ね、八田座長にもそのこと聞こうと思ったんですよ。今日おいでにならない。なんで国会で堂々と説明しないんだろうと。出席した加計学園の関係者誰ですか?」

 

委員長「梶山担当大臣」

 

梶山担当大臣
「ヒアリングに同席した加計学園の関係者の氏名につきましては、3人の確認もとれておらず、お答えを控えさせて頂きたいと思います。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池晃議員
「どこがオープンなんですか? 報道されてるのに、公表できない。それから、提案者しか公表しないっていうふうにおっしゃってたけどね、そんなルール無いんですよ。2014年に宅地建物取引にIT化提案されたワーキンググループでは、提案者以外の出席者も公開されている。なんで加計学園だけこうやって隠すのかと。
議事録には、議事録には、加計学園の関係者の出席の事実も発言内容も、記載されていませんが、そうすると、速記録はあるでしょ? それはどうですか?」

 

委員長「梶山担当大臣」

 

梶山担当大臣
「速記業者が納入した、文字データは、当事者に発言内容すら確認していない議事要旨を策定するための素材でして、作業用データに過ぎません。その役割は議事要旨・議事録の作成が終わった段階で終了しており、加えて各発言者の確認すら行っていない文字データが本来の議事内容であるとの誤認・誤解を避けるためにも、議事要旨が完成した段階で、削除することが適当であると考えております。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「あのね、森友でも加計でもね、都合の悪い事は全部破棄するのかって事になりますよ、これ!」
(安倍首相が座ったまま、なにやら発言)
「だって加計学園の・・
総理ね、答弁席でしゃべるんだったら、出てきてしゃべって下さいよ!
あのね、加計学園の関係者が出てきて何を言ったのかって、決定的に必要な情報じゃないですか?」
(そうだ!)
「それを残してないんですか?」

 

委員長「梶山担当大臣」

 

梶山担当大臣
「あの、繰り返しになりますけれども、速記業者が納入したデータは、当事者の発言内容の確認すらしてない議事要旨を作成するための素材でありまして、作業データに過ぎないという事であります。
その役割は、議事要旨議事録の作成が終わった段階で終了しており、加えて各発言者の確認すら行っていない文字データが、本来の議事内容であるとの誤認・誤解を避けるためにも、議事要旨が完成された段階で削除するとしておりまして、そして先ほど申しましたように正式の会議のメンバーではない説明補助者は、この記録の対象には当たらないという事であります。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「正式なね、提案者じゃないっていうけれども、今治市が大学作るんじゃないんですよ。
加計学園が作るんですよ、最大の当事者の発言は加計学園の関係者の発言なんです。
それをね、じゃあね、捨てましたと。でも、職員はメモくらい取っているでしょ?
それ出してください。」

 

委員長「梶山大臣」

 

梶山担当大臣
「当事者は今治市と愛媛県でありまして、えー、事業者というのは、法律の定めの中で後に選ばれる事になっております。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「後に選ばれる事業者が、じゃあなんで、出てくるんですか?」
(そうだ!)

 

委員長「梶山担当大臣」

 

梶山担当大臣
「多くの参考人の意見として聞いたうえで、この経営がされてると思っております。
その今治市、愛媛県が参考とした提案、えー、説明補助者であると考えております。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「おかしいんですよ!公募したのは今年の1月なんですよ。その1年半前に加計学園呼んでいた訳ですよ。だから加計ありきとね、言ってたわけです。ところが無いと。全部、そこで何言ったかも、明らかにしないと。こういうやり方があるのかっていう事。
なんでね、あとで公募して事業者決まったんでしょ? なんで、この1年半前のこのワーキンググループに加計学園出ていたんですか?」

 

委員長「梶山大臣」

 

梶山担当大臣
「これ、あくまでも提案者である今治市の独自の判断で、同席をさせた説明補助者にすぎません。ですから、当時説明補助者としての扱い、会議のメンバー外の扱いでありました。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「だったらなんで、加計学園の関係者が出ていたことを今まで隠してたんですか? ね、だって、国会の会期中は一切そのことを明らかにしなかったわけでしょ? なんで隠すのかって事なんですよ、結局ね。
京都産業大学のヒアリングには、京都府だけじゃなくて京都産業大学も出てるわけです。当然ですよね。だって大学作る設置者なんだから、提案者なんだから。
ところがこの加計学園の場合だけは、なぜか加計の加の字も出さずに一年半。あくまで今治市の提案だという事でやってきて、で、実際に出てるのにそれを隠してきた今まで。なんで徹頭徹尾、加計隠しなのかというふうに国民が疑問に思うの当然じゃないですか。担当大臣どうですか?」

 

委員長「梶山大臣」

 

梶山担当大臣
「まず京都は京都産業大学と京都が提案者という事、共同の提案者という事であります。
このワーキンググループに於いては提案者の独自の判断で、同席させた説明補助者については、参加者と扱っておりません。公式な発言を認めておりませんので したがって、説明補助者の出席発言については議事録および議事要旨に掲載しないことを原則としております。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「京都府立産業大学が提案者だったって、それ当然なんですよ。当然なんですよね。だって大学作るのは、大学作るのは大学なんだから。今治市が公立大学作る訳じゃないんだから。だから、今治市と共に加計学園が加わってくるのは当然じゃないですか?
それを何で隠すのか、と言ってるわけです。やっぱり、総理の腹心の友だから?と言われてもね、仕方がないじゃないですか、この経過を見ればね。なんでここまで、徹頭徹尾、加計隠しできたのか?
今年の1月10日に最後の最後で公募で登場して、1月12日のわずか40分余りの今治市分科会で国家戦略特区の4条件満たすと認定されて、1月20日の国家戦略会議で事業者として認定されて、この時初めて、総理はそのことを知ったと答弁されています。
総理ね、世論調査の7割の国民がこの事について、納得出来ないと言っていますよ。当然じゃないですか。総理。 総理、答えてください。」

 

委員長「安倍内閣総理大臣」

 

安倍内閣総理大臣
「先ほど、梶山大臣から答弁させていただいたように、ですね。特区のワーキンググループはですね、原則は公開との方針に基づいて、そしてこれはこの案件に限りません、他の案件もすべてそうなっております。八田座長はじめ民間の皆さんの決めたルールに基づき、運営されているものと承知をしております。
そして先ほど、小池委員の方からですね、なぜ、この加計学園は補助であり、京産大はそれはそのまま 補助じゃないのかっていうのは先ほど大臣から答弁した通り、提案者に入っている。京産大はですね。 加計学園の場合は、提案者には入っていないわけでありますから。だって、提案者に入っていない、提案側がですね、これは、これはまさに今治市が、提案をしたわけであります。
当然これは、ルールに基づいてやる、訳でありますから、当然ルールに基づいて、これ、えー、運営されているものと承知をしておりました。
こうしたルールに基づいてオープンに運営されているものと承知をしております。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「あのねー。やっぱりねどう考えたって、おかしいです。加計だってことが、最初からあったわけでしょ? 加計ありきだったわけでしょ?
ところが最初の会議からずーっと加計という事は隠し続けて最後の最後にそれを出してくると というやり方はどう考えても、これ、疑念がわくよ。
あのね、ワーキンググループでね 総理、加計学園がどういう説明をしたのか、というのは、
はこれは国家戦略特区に認定したカギを握る情報なんですよ。
明らかにしようとしないけれど、総理の責任で、これ、明らかにすべきじゃないですか?
何を一体 このワーキンググループで加計学園が主張したのか?
明らかにすべきですよ 総理。 総理!答えてください。」

 

委員長「梶山大臣。・・梶山大臣。」

 

梶山担当大臣
「あくまでも、非公式なやりとりである為に、そもそも記録対象ではなく記録がありません。したがって仮に提案者側が、議事要旨の掲載を希望したとしても、新たに議事要旨に掲載することは出来ません。」

 

委員長「安倍内閣総理大臣」

 

安倍内閣総理大臣
「再三、大臣の方からご説明させていただいておりますが、ワーキンググループではですね
会議の、会議の一般則に従い、提案者が独自の判断で同席させた説明補助者については、参加者とは扱っておらず、公式な発言を認めていない。こういうルールでやっておりまして、これ、すべてのこれは、対象についてもこのルールでやっているという事、であります。
そして繰り返しになりますが、もしかしたらご存知なかったのかもしれませんが、京産大はですね、これは、え、説明補助者ではなくて、提案者、でありましたから、扱いが違うのは当然の事であります。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「その事前提で私質問してますからね。なんで京産大は提案者として出てくるのに、加計学園は出てこないんですか?という事について、私ね、これ説明になっていないと思いますよ。」
(笑いが起こる)
でね、資料も捨ててしまったと、速記録も捨ててしまったというのであれば、これ関係者に出てきてもらってね、これ国会で明らかにするしかないと思います。
これね、6月のワーキンググループ直前の4月には、今治市の職員が官邸に行ってると、
これもね、未だに誰にあったのかも明らかになっていないわけです。記録が無いというのであればこれは国会で明らかにするしかない。
委員長、加計孝太郎理事長の証人喚問、それから首相官邸で今治市関係者と面会した柳瀬忠雄経済産業審議官の証人喚問を求めます。」

 

委員長「後刻 理事会で協議いたします。 
小池晃くん。」

 

小池議員
「証人喚問についてはね、国会が決めることとしか総理はおっしゃらないわけですが、
私ね、そういう一般論の話じゃないと思うんですよ。
なんで、こうなってるか? 政府が資料を捨てた、政府が情報を明らかにしない、政府がこういう真相解明の邪魔をしてるわけですから、 私は政府が、総理が、責任をもって、しかも、加計孝太郎さんは腹心の友なんだから。腹心の友なんだから。だったらば、きちっと証人喚問に応じるように働きかけるべきじゃないですか?」

 

委員長「梶山・・・安倍内閣総理大臣」

 

安倍内閣総理大臣
「あの~、再三答弁させていただいているようにですね、ワーキンググループでは、まさにこれは会議の一般則に従ってですね、説明補助者については参加者としては扱っておらず
公式の発言を認めていないわけであります。
つまり提案者でもいないにもかかわらず、提案者としていないにもかかわらず、正式な出席者と認める方がルールに反する訳でありますから、ルールに従ってやっていくべきなんだろうと、こう思っている訳でありますし、そして、委員会の運営については委員会がお決めになるという事であります。」

 

委員長「小池晃くん」

 

小池議員
「私の言ったことに全く答えていない。こういう態度ではですね、国民の疑念は絶対解消されないと思います。
森友問題も加計問題も幕引きは絶対に許されないという事を申し上げます。」
(そうだ!)

 

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動画はこちら▽
https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=AND9QM1cTIU