7月10日 参議院 文教科学・内閣連合審査会 森ゆうこ議員VS菅官房長官VS萩生田官房副長官
森ゆうこ議員
「萩生田官房副長官、平成27年4月2日、今治市の担当者は、首相官邸で誰と、協議を行いましたか?」
委員長
「萩生田内閣官房副長官」
萩生田官房副長官
「平成27年4月2日に今治市の職員が総理大臣官邸を訪問したかは、訪問者の記録が保存されていないため、確認できませんでした。先日も先生からご質問を頂きまして、総理に直接聞くようにということでしたので、お答えしておりますが、
改めて総理に直接確認したところ、平成27年4月2日に、今治市の職員と官邸で面会したとの記憶は全くないとのことでありました。
なお、一般的に市の職員が安倍総理などと面会することは考えにくいと思っておりまして、どなたとお逢いしたかは、確認ができておりません。」
委員長
「森ゆうこくん」
森議員
「首相官邸ですね、平成27年4月2日です。パネルにもしめしておりますし、みなさまにも。
今治市の行政文書。情報開示によって提供された行政文書であります。
合計で7800枚以上あります。 7800枚ですよ。これが、行政です。
そのうちの一部です。
きちんと書いてあるじゃないですか。
平成27年4月2日15時から16時30分まで.首相官邸。
議題は、書いてあるとおり、獣医学部の設置について。
残念ながら、相手方。首相官邸でどなたと会ったのか、ここは黒塗りで、開示されておりません。
今までは、その答弁でよかったでしょう。
では、菅官房長官にお聴きします。首相官邸のことですから。
一地方都市の課長と課長補佐が訪れるってことはほとんどないわけですよ。
なんでわかんないんですか?
なぜ記録がないんですか?
なぜ誰も確認できないんですか?
誰も覚えていないんですか? お答え下さい。」
委員長
「菅内閣官房・・・あ、失礼いたしました。山本国務大臣。」
(山本国務大臣が真っ先に手を挙げる、菅官房長官も、指さして促す)
山本国務大臣
「あの、今治市に確認したところ、今後の今治市の業務に支障が生じる恐れがあるので情報公開条例の趣旨に則り、相手方の内容については、お答えできないとのことでした。 一方、内閣官房に確認したところ、平成27年4月2日に今治市の課長課長補佐が総理大臣官邸を訪れたかは、記録がなく確認できなかったとのことでした。」
委員長
「森ゆうこくん」
森議員
「山本さんに聞いてませんよ。首相官邸の話ですよ。菅官房長官、わからないんですか?
なんで、記録がすぐ廃棄されちゃうんですか?二年前のことですよ。
平成27年4月2日。今治市の課長と課長補佐。
なぜわからないんですか?いったい誰と会ったんですか?」
委員長
「菅内閣官房長官」
菅官房長官
「先ず、総理大臣官邸への入廷についてですが、通行書を貸与し厳格に管理を行っています。
通行証の貸与にあたり、訪問予定者に対し訪問先への訪問予約届け、その事前提出を求めて入廷時にこれに記載されている内容と訪問予定者の本人の身分証明書を照合し、本人確認を行っています。安全性は十分確保されている。
その上で、訪問予定者の訪問後に訪問予約届けは、その使用目的を終えることとなり、
外部からの入廷者は一日に300人から400人となります。すべて保存すれば、個人情報を含んだ膨大な管理することにもなり、
公文書管理法や関係規則法に基づいて、遅滞なく破棄する、という取り扱いになっているということであります。」
委員長
「森ゆうこくん」
森議員
「遅滞なく破棄する、そこがわかりませんね。
参議院でも会館への訪問者、その記録、3年間、取ってあります。管理規則に基づいて。3年間。
なぜすぐ破棄するんですか?
なぜ首相官邸に誰が来たかまったく確認できないんですか。
もう、全然おかしいですよ。
その時間帯、ご覧下さい。資料にありますように、
首相動静をみておりますと、15時から16:30の間。川村衆議院議員も訪問されていますが、総理が会われているのは、
この間、加計学園問題で裏金疑惑が報じられましたもと文部科学大臣の下村博文さんです。
ピンポイントじゃないんですか?
これ、でもね、
国家戦略特区で今治市が獣医学部の提案を国家戦略特区で行う前の話なんです。2ヶ月も前の話なんです。
なんで官邸に行く必要があるんですか?
いったい誰と会ったんですか?
答えて下さい、菅さん。」
委員長
「菅内閣官房長官」
菅官房長官
「それは・・今治市に聞かれたらいかがでしょうか?
官邸で、先ほど申し上げましたけれど、毎日300人から400人のかたが訪れていて・・。そして、公文書管理法や管理規則に基づいて、遅滞なく廃棄するという扱いになっております。これはあの、事実であります。」
委員長
「森ゆうこくん」
森ゆうこ議員
「国民を馬鹿にするのもいい加減にして下さいよ!
今治市は、7800枚、加計学園問題に関しての行政文書を 管理保管し、
市民の情報開示請求に則って、ぜんぶ出したんですよ。
私のところにぜんぶありますよ!
じゃあ、なぜ、官邸はこんなことも確認できないんですか?
なぜ、誰も覚えていないんですか!?
おかしいでしょう。
内閣府も! わかんないんだよね、なんにもね。
なんにも文書がないんでしょう?
どうかしてますよ。
ま、 ・・総理補佐官、静かにして下さい。
で、加計学園グループの名誉客員教授に、萩生田官房副長官、えー、就任されておられますけれど、なんで兼職届けを出さなかったのですか?」
委員長
「萩生田内閣官房副長官」
萩生田官房副長官
「お答えします。『大臣等規範』は公職にあるものとしての清廉さを保持し、政治と行政の国民の信頼を確保するという観点から、
国務大臣たるものが自らを律するために規範として定められたものであります。
おたずねについては 客員教授としての勤務実態もないものでしたから、副長官就任時に事務方同士のやりとりを踏まえ、兼職届けは不要と判断しましたが、昨今の報道等も踏まえ、誤解のないように念のために提出したものであります。
このような経緯からも明らかであるように、なんら兼職を隠したり、手続きを怠ったものではなく、大臣規範を踏まえ、適切に対応しているものと思っております。」
委員長
「森ゆうこくん」
森議員
「いやっ、全然明らかじゃないですよ。
だって、大臣規範には、ちゃんと書いてありますよ。
報酬のない名誉職の場合には、えー、副長官、ですから、菅官房長官に届けなくてはいけないと思いますけども、届けなくてもいいなんて規定、どこにも書いてませんけど。
勝手に解釈しないで下さい。」