11月15日 衆議院文部科学委員会
立憲民主党 逢坂誠二議員VS長坂康正内閣府政務官 を書き起こしました<前編>
逢坂誠二議員(立憲民主党)
「こんどは長坂政務官にお伺いしたいのですが、これまで内閣府のみなさんとは事務方と何度もやらせていただきましたが、どうも事務方の答弁では判然としませんので、今日は政治家としての答弁をお聞きしたいと思い、お越しいただきました。
昨年6月のいわゆる石破4条件。これは閣議決定されたわけですが、この閣議決定はいまも有効だという認識でよろしいでしょうか?」
冨岡委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂内閣府政務官
「お答えします。そのように考えております。」
冨岡委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「もう一点。前提条件を確認させてください。今回の加計学園の特区認定の前提ですね、前提。石破4条件のクリアがなければ、特区認定はなりたっていないということでよろしいですか?」
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂政務官
「そのように考えております。」
委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「そこでなんですが、私は、この間、事務方から石破4条件をクリアされたとは全く思えないのであります。どこのどの時点でどうクリアされたのか、今日は明確にしていただきたいと思います。非常に大事な問題であると思います。すべての「石破4条件がクリアされている」、長坂政務官には、しっかり、政治家として説明していただきたいと思います。
『現在の提案主体による既存獣医師養成でない構想が具体化し、』とありますが、『現在の提案主体』というのは、いったいなんなんでしょうか。誰なんでしょうか。どこのことを指しているんでしょうか?」
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂政務官
「お答えします。『現在の提案主体』とは、獣医学部の新設を制度上可能としようとするさいに、現に提案している主体のことであります。新潟県、今治市、京都府のいずれも「現在の提案主体」に含まれるもので、いずれを排除するものではありません。」
委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「あの、長坂政務官、本当にそれでよろしいですか? 『現在の提案主体』といっている この「現在」は平成27年6月30日です。この時点で、京都産業大学は提案しておりません。それでも京都産業大学は入る、っていうことですか?」
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂政務官
「京都は28年の3月というふうに伺っておりますが・・」
委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「今の答弁の意味がちょっとよく分かりません。・・整理してください」
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
委員長「ちょっと・・・止めてください」
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂政務次官
「失礼いたしました。先生ご指摘のとおり、平成27年6月30日は、今治市と新潟でございます。」
委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「では、再確認ですけれども、石破4条件の第1番目の『現在の提案主体による構想が具体化し、』というのは、新潟県と今治の構想が具体化する、とこういうことでよろしいですね?」
(長坂政務官、後ろの人と相談している)
委員長「・・・じゃぁ、止めてください。」
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂政務次官
「えー、現在の提案主体による既存獣獣医師養成でない構想が具体化し、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになり、かつ既存の大学・学部では対応困難な場合、近年の獣医師の需要を考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討を行うと、いうことは、27年6月30日です。」
委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「私が聞いたのはそういうことではありません。
私が聞いたのは、「現在の提案主体」は新潟と今治、この2つなんだと。では石破4条件の「構想が具体化する」というのは 新潟と今治、この2つの構想が具現化することが、石破4条件の一番目ですね、と聞いているんです。」
委員長「じゃぁ・・・止めてください」
(相談中・・理事が委員長席に来てなにかはなしている)
委員長「長坂内閣府大臣政務官」
長坂政務次官
「何度も失礼いたします。あのー、この「現在」というのは、先生ご指摘の6月30日をさすということではなく、現在、過去、未来という意味での現在でございますから、ご理解いただきたいと思います。」
( 野党「え~~~?!」)
委員長「逢坂誠二くん」
逢坂議員
「全く意味がわかりません! 6月30日時点で「現在」と閣議決定をしている。だが、この「現在」は6月30日をさすものではなく 現在、過去、未来の中での現在だ、全く意味が分かりません。どういう意味ですか?」
委員長
「じゃぁ・・いいですか? じゃぁ・・もう一度ちょっと時間を止めてください」